“「完全実力主義!」”~やればやるだけ評価される店で、唯一求められること~

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第41回『激Hグループ』新宿プリティゲッター代表/杉本さん(40歳)入社4年

『激Hグループ』新宿プリティゲッター代表/杉本さん

「稼げない」なんて言わせない!

―杉本さんは、以前はどんなお仕事をされていたのですか?

派遣型、いわゆる(デリ)の代表を7年ほどしていました。その前も、水商売です。もうナイト系の業界歴で言えば20年くらいになっちゃいますね。

―前職では代表まで勤められて、どういった経緯で今の仕事に?

これは単純に紹介ですね。誘われたからにはやってみようかと。

―なるほど。ちなみに収入は、その時よりもアップしました?

もちろんです。

―下世話な話、新宿プリティゲッター代表という立場でのお給料はいかほどなんでしょうか…。

ほんとに下世話だな(笑)まあ、具体的な数値はボカシますけど、1カ月の給与で引っ越しが気楽にできるくらい……ですかね。敷金礼金をたっぷり払っても全然平気なくらい。

―わかりやすいようで微妙にわかりにくい!(笑)いや、でもそれなりの部屋への引っ越しの話ってことでいいですよね? 6畳ワンルームとかではなく。

はい(笑)もちろんですよ!

―杉本さんの代表としての具体的な仕事内容を教えてください。

基本的には経営者ですから、店の運営ですね。お金の管理に女の子の管理。スタッフの管理もしてます。ただ、僕はわりと現場主義なもので、かなりの頻度でお店に居ますよ。時にはお客様への接客業務もしますから。

―えっ! じゃあ杉本さんって、もしかして結構親しみやすいタイプの偉い人?

自分で言うのもアレですけど、たぶんそうですね。というか、あんまり上に見られてないような気がします(笑)

―そこは店がアットホームと言っておきましょうよ!(笑)そんな、代表自らが接客をすることもある、新宿プリティゲッター。新たに入社した人は、最初はどのような仕事を任されるんでしょうか?

うちはキャバクラなので、入店直後はホールスタッフからスタートします。ドリンク交換に、お客様が帰った後の清掃。それに慣れてきたら接客を覚えます。真面目に頑張れば、お客様から顔を覚えてもらえるようになるはずです。おそらく、この流れは『激Hグループ』の5店舗共通だと思うのですが。

―5店舗と言いますと?

このグループは、新宿2店舗、池袋1店舗、渋谷に2店舗で合計5店舗の運営を行っているんですよ。

―なるほど!入店から杉本さんくらいの立ち位置になるには、やはり相当な修業期間が必要なのでは……。

いや、そんなことはないですよ。入店から2年から3年くらいで、店長まで昇格する人も多いです。その反面、いつまでも出世できずに追い抜かれてしまう人もいます。でも、こればっかりは本人のやる気の問題ですからね……。

―うわっ! 思いっきり実力主義の世界じゃないですか!

やればやっただけ評価される、という点ではまさにその言い方がぴったりかもしれません。でも、そこがうちの会社のいいところだと思ってます。ちなみに、1カ月ごとに店の目標数値をクリアすればボーナスが貰えます。入社月の初任給はうちは31万なんですが、目標クリアしたら最低でも5万円プラスされますからね。出世すればするほど、ボーナスの値も高くなる。このシステムで「稼げない」とは言わせませんよ(笑)

『激Hグループ』新宿プリティゲッター代表/杉本さん

未経験者に可能性あり!

―逆に、杉本さんが感じる厳しい側面はありますか?

とにかく遅刻は厳禁ですね。これは、最も評価が下がる行為です。でも、昼間の仕事の10倍のスピードで出世ができる会社ですからね。最低限のルールやマナーは守ってもらわないと困りますね。

―むむ……アットホームでありつつ、実力主義。仲良く楽しくやっていながらも、きちんと社会人としての意識はわきまえるべき……と。ちなみに、激Hグループのスタッフは今何人くらいなんですか?

35人です。スタッフの年齢層としては、若い子もちらほらいますが、20代半ばから40代まで幅広くいます。
意外と未経験者の方で出世している方が多いですね。逆に、経験者の方……特に他業種から来た人はすぐ辞めてしまうパターンも多いですね。

―未経験の方を一から教えるのって大変じゃないですか?

確かに、僕も最初は、前職とは全く違うなぁとは思いましたよ。
例えば、ナイト系の他業種から転職してくる人って、何か自分の中で理想を描いてしまうんだと思うんですよ。そこと現実のズレが大きければ、摩擦が生じるんでしょうかね。

―なるほど……。では、杉本さんが求めるスタッフ像を教えていただけますか?

元気な人ですね。あと、自分の意見がある人。

―ほほう。「元気な人」は基本ですけど「自分の意見がある人」というのは?

基本的な仕事を覚えていく中で、そこに何か新しいアイデアを乗っけて欲しいんですよ。それこそ、前職での違う角度や経験から生み出す形が理想ですね。そういう新たな意見が、僕を含め他のスタッフや、それこそグループを成長させてくれると思うので

―日々、勉強ということですね。では杉本さんから、応募してくる人たちに事前アドバイスをいただけますか?

ナイト業界って、つらいイメージとかブラックなイメージがあると思いますが、まずは1カ月、2カ月と続けて欲しいですね。

―すぐ辞めるのではなく?

そう。1日で見切りをつけるのはもったいないと思うんですよ。まずは来てみて、仕事を覚えるだけでもお金貰えるんですから。何ヵ月単位で頑張ってみると、本当に稼げる仕事だって気づきますし、やりがいが出てくると思うんです。

―続かない人多いんですか?(笑)

『激Hグループ』新宿プリティゲッター代表/杉本さん

大体の方が、お金が無かったり、住むところが無い方が多いんですけどねぇ(笑)来るだけで稼げる稀有な場所なのに、それすらできない人がいるのは、ちょっと残念です。やればやるだけ評価される、この店で唯一お願いしたいのが「続けること」なんです。それが、稼ぐための一番の近道ですからね。

―最後にひとことメッセージをお願いします。

まずは入社して2年の間に、自分の同級生たち以上に給料が貰えるようになるのを目標としましょう! せっかく確実に稼げる仕事なんだし、頂点を目指しましょう!

―ありがとうございました。

Interviewer もちづき千代子

編集・ライター。コンテンツ制作スタッフとして数々のジャンルを渡り歩いてきたフリーライター。業界に関わる様々な人々との広~いコミュニティを持つ。
Twitter:@kyan__tama