IT企業からの華麗なる転身~月収120万円稼ぐ男の買い物~
第56回【JANEL】ジャネル GM/小川智行(30歳)入社4年目
運命を変える人物との出会い!
――「値札を見ないで買い物するようになりました!」男であれば一度は言ってみたいセリフのひとつだろう。それを入社数年で実践できるようになった男がいる。キャバクラ紹介プロダクションとして業界で注目を集めている『JANEL(ジャネル)』でGMを務める小川智行さんだ。現在の月収は約120万円。本人曰く「まだ途中経過です」というが、これまでにどのような道を歩んできたのだろうか。
「入社して4年目ですけど、それまでは夜の世界とは違う仕事をしていました。さかのぼると私、高校生の頃から将来をシッカリと考える人間だったんです。当時、ホリエモン(堀江貴文氏)が時代の寵児としてもてはやされて、ブームだった時代で、自分もあんな風になりたいな~と思って地元の茨城県で商業高校に通っていました。商業高校は簿記会計か情報処理の選択肢があって、IT関係に進むのであれば後者だろうと思い情報処理を選択しました。同時に大学で4年間、学ぶよりも専門学校で2年間、集中的に学んだ方が良いと考えたのですが、進学を決める時点で親が亡くなって経済的にキツくなり、高校卒業後に1年間フリーターでお金を貯めた後専門学校に行きました。」
――意志を持って決めたら着実に進む。この後の受け答えでも感じたことであるが、どうやら小川さんはかなり意志の強い方のようだ。だからこそ、さまざまなことを実現させているのだろう。
「専門学校を卒業して、高校生の頃からの目標であったIT企業に入社したのですが2年ほど勤務しまして、その後カラオケ産業に転職しました。カラオケ産業では近隣の地区の10店舗の運営をまとめるエリアマネージャーになりました。10店舗をまとめる仕事はやりがいがありましたが、運命を変える人と出会いがあったんですよ。それが弊社の代表です!(笑)
その時に代表が『JANEL』について運営方針ですとか今後の目標について熱く語られまして…ちょうど会社も大きくなるタイミングだったこともあって、入ってみようかと思いました。それが4年前のことです。」
――ちなみに入社前の業界に対するイメージは『やっぱり怖そうってことですかね、よくある話ですが(笑)』それ以上に代表に魅了されたこともあっての決意も堅かったそうです。
「入社をすると”想定の範囲内”ではありましたが苦難もありました。弊社の業務内容は大まかに言えばキャバクラにキャストさんを紹介するという内容です。最初は先輩と一緒にお店さん巡りします。私がそのお店を知ること、そしてお店には私を知っていただくこと、大切な関係作りです。それが入社して半年程続きましたが、すごく大切な期間でした。
お店が欲しい人材をいかにマッチングさせる、営業経験は前職のカラオケ店のエリアマネージャー時代にありましたが、どちらかといば”受け身の営業”でした。しかし、このお仕事にはいわゆる”飛び込み営業”もありまして、それは慣れていない分苦労しました。
もちろん、力量を試されて自分の無力さを実感したこともあります。
そんな時には辞めたいと思ったこともありましたが、入社して2年半ぐらいたった時に転機が訪れました。【アシスタントマネージャー】になったんです。ちょうど、無力さを感じてモヤモヤしている時期だったので希望より不安の方が大きかったですね。よく、”人事は人のモチベーションを変える”というじゃないですか、 逃げられないないし、進むしかないので開き直って仕事と向き合いました。
その時から自分自身が変わったと思うのは【物事の考え方】と【責任感の大きさ】です。私が好きな言葉に『雨が降ることも自分の責任だと思え』というものがあります。GMとはいえ一人の営業マンでもあるし、組織全体を見てチームワークを考えて行動しなくてはいけませんから責任も大きいです。ただ責任が大きい分自分がやり切って成果が出たときの喜びは大きいですよ。」
稼げる会社とは…。
――GMになった今、小川さんは『JANEL』のことをどう思っているのだろうか。
「弊社の良いところは、代表と社員の仕事のやり取りのダイレクトなところです。私自身、これまでに大きな会社で社会人としての教育を受けた事もありますが、会社が大きいとメリットもデメリットもあります。会社が大きいとトップの考え方が伝わりづらい時も多々あります。それが『JANEL』の場合はダイレクト伝わるんですよ。なので、社内のファミリー感も大きいですよ!」
――つまり、もちろん成果・結果は大切であるが、頑張れば頑張った分、上の人間が見ていてくれる環境でもある。だからこそ、小川さんは「稼ぎたい人に向いている会社」だと言い切る。
「弊社では毎月、社内目標、個人目標を決めるんです。それは並大抵のことでは達成できない目標を掲げます。だけど、そこにいかに向かっていくか? その気持ちですよね。だから、弊社が求める人材は営業経験よりも”やる気がある人”です! 稼ぎたい人に向いているのは確かですが、甘くはないですよ。中途半端はNGです。そして、どれだけ”素直”であるかですよね。
お店さんにキャストさんを紹介するにあたって、両者の本心を知らなくてはいけないわけですからこちらが黙っていたら何も分からないですし、本心を引き出すにはまず自分が素直にならないと。お互いのマッチングが合わなくてクレームだってあります。その時に真摯に受け止める素直さも大切です。」
――子供の頃から身体を動かすことが好きで、今はジム通いが趣味。「新しもの好きなので勉強も含めて読書も好きですし、いろいろなマッチングアプリチェックも好きです(笑)」と、プライベートも充実させている小川さん。現在の月収は120万円以上。冒頭の「値札を見ないで買い物するようになりました!」という言葉は謙遜することもなくサラリと言ったものであり、「やる気があれば、こういうふうになれる」というメッセージのようにも思えた。自分に素直になれること、そしてやる気があれば『JANEL』で夢が叶うと思います。
ライター集団F.M.Wの一員。キャリアは24年。ヒップホップよりもメタル派。酒と女の誘惑には、めっぽう弱い。