チャンスの匂いを嗅ぎ分けろ!~冷静に、戦略的に、そして、一生懸命に運を掴む~
第3回 モアグループ 中村さん
未だ売れる兆しのないハイブリッド立花が、成功者たちへのインタビューから、成功への秘訣と極意に迫る本企画。だが、回を重ねるうちに、生まれてきた一つの疑念。「ハイブリッド立花って、そもそも人としてどーなのよ?(byカメラマン)」、「いくら成功者の金言を伝えても、馬の耳に念仏でしょ?意味ないよ(by編集デスク)」
ハイブリッド立花!! そろそろ結果を出さないと本当にヤバいぞ!! そんな逆風の中、第3回となる『モアグループ』中村さんへのインタビューを敢行。年齢を感じさせないスラリとしたスタイルに、甘いマスクの中村さん。その口から、運を掴みとるための秘術が語られる!! 人生を謳歌したければ、チャンスを嗅ぎ分け、運を掴むのだっ!!
運も実力のうち、チャンスを掴むために
―本日は宜しくお願いします。まず、自己紹介を。
中村です。この業界に入って25年、店を任されるようになって2年です。業界に入る前は、人材派遣業みたいなことをしていました。自分の後輩を集めて(スタッフにして)。月収は30万円くらいです。
当時はバブルで、人を集めればお金になる時代だったんです。そのとき貯めたお金で2、3年遊んで、そろそろまた仕事するかってときに、友達の紹介で、名古屋の店舗で働き始めたのが、この業界に入ったきっかけです。女の子が好きなんで(笑)。
―最初から給料は良かったんですか?
いや、20万円くらいですかね。金が無いので、カップラーメンばかり食べていましたよ。ひどいときは喫茶店のアイスコーヒーひとつを、仲間と二人でうすめて飲んだりもしました(笑)。あと、“おねぇさん”にいろいろ助けて頂きました。買い物のお釣りを小遣いとして貰ったり、店屋物を頼むときに、僕の分もいっしょにご馳走してもらったり…。
―それは中村さんがカッコいいからでは??
いえいえ! ただ、外見には気を付けていました。身だしなみですね。仕事が出来なくても…と言うと語弊がありますけど、女性相手の商売、きちんとした物を身に着けるのは大事なことですし、最低限の礼儀。女性に嫌悪されない外見がコミュニケーションをスムーズにする、ということもあると思います。
―なるほど! 僕も気を付けます! しかし話を伺っていると順風満帆ですよね? 大きな失敗とかあるんですか?
大失敗ありますよ(笑)! たまたま出会った女の子を自分の店に入れようとしたら、その女の子が他店の店長の彼女。店に怒鳴り込まれて修羅場ですよ。でも、名刺を渡していなかったので、知りませんの一点張りで乗り切りました(笑)。他にもいろいろ…。
―あとでこっそり聞かせてください(笑)。その後も名古屋で?
ええ。でもしばらく勤めたあと、また遊んじゃって…。1年くらい。
―お金を貯めては遊び歩く、と…。
はい(笑)。で、一度実家に帰らされるんです。それで実家から出る手段として、探偵の学校に通い始めました。ノウハウを身につけて、本でも出そうと考えて。そのときの生徒の中に、今の会社のナンバー2の方がいたんです。で、「一緒にやらないか?」と誘われまして。それで上京したのが9年前です。
―探偵学校がキッカケ! それは想像のナナメ上でした。でも、こうしてここまで昇進して…。
のし上がってやる!という強い気持ちを持っていましたから、そのための努力は惜しみませんでした。特に女の子と環境…自分や店と上手くやっていける仲間を増やす努力ですね。
役職者になれたのは、運が良かった部分もあります。でも、運も実力のうちなんです。肝心なのは運がやってきたとき、そのチャンスに気が付けるかどうか、今が行動するべきタイミングなのかを嗅ぎ分けられるかどうか、ですね。
ただ、“出る杭は打たれる”じゃないですけど、“行くとき”は、潰されないように、周囲の人間には気づかれないように…。爪を隠して、クールに、戦略的に、まさに暗殺者のように…(笑)。そして、状況を整えたら、とにかく一生懸命にやること。すると結果がついてくるんです。もちろん必ず報われるワケではないですが、一生懸命にやったことは自分の糧になるから、決して無駄じゃありません。次に繋がります。
一生懸命に努力してこそ結果になる
―クールな外見からは想像もつかないほど熱い中村さんですが、仕事に対する原動力は?
とにかく金持ちになりたいという気持ちです。あとは自分を信じる。信じられなくなったら終わり、上にあがる目は無いです。有言実行もモットーにしています。周りに宣言して自分へのプレッシャーを楽しみます。キツイときもありますが、楽しいことの方が多いですね。
―プレッシャーを楽しめる余裕、僕には無い! ちなみに、初めての「自分へのご褒美」は何でしたか?
車を買いました。普通のジャガーですけど…。
―すいません、ジャガーは普通ではないような…(笑)。食事へのこだわりはありますか?
う~ん…(しばらく考え込む)。飽きるまでずっと同じ店へ行きますね。ご褒美飯は築地の寿司屋です。仕事終わって、そのまま朝方に車飛ばして行くんです。本当に美味いものは少しでおなかいっぱいになりますよね。お店の良い雰囲気も含めて、満足感を高めてくれます。
―では最後に、この業界で稼ぎたい!と思っている皆さんにメッセージを。
この仕事に対して“楽そうなイメージ”を持っていると、現実とのギャップに戸惑うと思います。大変ですよ、人と人をつなぐ仕事ですから。女の子のテンション一つで、仕事に行く、行かない、なんてこともあるわけで。状況は毎日変化します。
最初は努力と根性が大切、まずはとにかく一生懸命やることです。一生懸命努力すれば、周りも評価するし結果もついてきます。皆さんも『モアグループ』に入って努力して、是非“モアドリーム”を実現して欲しいです!
1983年生まれ。愛媛県出身。放送作家。文化放送『大竹まことゴールデンラジオ』、Podcast『ユリオカ超特Q無謀な企て』、FMがいや『メロンチックのおらぶラジオ』等、多方面で活動。