“当たり前を大切に”～18歳、所持金1万円からの上京サクセスストーリー～

第9回『スタイルグループ』　マネジャー／クボタさん

未だ売れる兆しのないハイブリッド立花が、成功者たちへのインタビューから、成功への秘訣と極意に迫る本企画。今回ハイブリッド立花が訪れたのは、夜遊びの激戦区“新宿”で、「無店舗型」3店舗を展開している『スタイルグループ』。創業からわずか5年だが、業界で急成長中のグループだ。

企業然とした綺麗で立派なオフィスで待っていてくれた、今回のサクセスストーリーの主人公はクボタさん。入社4年目で、マネジャーとして日々活躍中の28歳だ。クボタさんは高校を中退して田舎から上京。当時の所持金、わずか“1万円”だったが、今や月収60万円に!!

さぁ！　地方のマイルドヤンキーたちよ！　田舎を飛び出し、東京へ向かうのだ！　そう！サクセスストーリーの次なる主人公は君なのだ！！

バッグも持たず、財布には1万円のみ

―まず、会社紹介、今の仕事内容と給料を教えてください。

タイプの異なる3つの無店舗型を運営している『スタイルグループ』で、マネジャーとして働いています。主な業務は、女性キャストのマネジメント、電話オペレーション、パソコンでの管理業務などです。オフィスでの電話オペレーションや管理業務、採用に関わる応対など、一般企業と大差ありません。むしろ、電話オペレーションは対面での接客ではないので、言葉遣いや声のトーンなど、とても丁寧に対応しています。

私はマネージャーとして、業務をこなすだけではなく、その目的と優先度を考えて仕事をしています。女性キャストのマネジメントの部分では、当たり前のことを当たり前にできるようサポートすることを心がけています。キャストが他の業界で働くことになっても、それは変わりませんから。給料は月収60万円くらいです。

―28歳で月収60万円はスゴイ！　貧乏な時代ってありました？

私は山口県出身で、18歳の夏に、高校を中退して東京に出てきたのですが、当時は貧乏でした。最初は、荷物も持たず1万円だけ。兄貴がいたんで、少し遊びに来ただけだったんです。それが兄貴と待ち合わせした高田馬場駅前のネオン看板を見て「東京スゲェ！！」って感動して（笑）。そのまま兄貴の家に転がり込みました（笑）。

住む場所は困りませんでしたが、1万円しかないから、何も出来ない。なのでパチンコで増やそうとしましたが、すぐにお金が無くなって（笑）。それで、人生で初めて東中野のファミレスでバイトしました。職場には年上のおばちゃんバイトばかり。同い年の男のバイトもいたんですけど、標準語をしゃべるから、オカマだと思いこんで、距離を置いたり（笑）。結局オカマではなかったんですけどね。時給は800円で、頑張っても月10万円ほどでした。

―当時の貧乏飯は？

本当に袋ラーメンだけを食べてました。トッピングなしで、みそラーメン中心に。しょうゆと塩も好きでしたね。洗い物が増えるのがイヤで、鍋のまま。しばらく続けてたんですけど、半年したら、その袋ラーメンのニオイだけで気持ち悪くなってましたね（笑）。

地味な仕事の先に年収1000万円

―現在はどんな生活？

職場の近くにいい感じのステーキ店があるので、仕事終わりに同僚とリブステーキを食べに行きますね。お酒もあまり飲みませんし、昔のようにパチンコもしません。部屋は都内のタワーマンションに引越しましたが、基本的にお金はあまり使わないので、少しづつ貯まってます。

お金と時間に余裕がでてきたら、車と旅行ですね。車は日産の35GTRが前から欲しくて。新しいモデルは、滑らかなラインでかっこいいんです。価格は1000万円くらい。旅行はオーストラリアのグレートバリアリーフに行きたいです。高級リゾートでゆっくりと。ホテルは1泊150万円くらいの部屋でとことん贅沢して、きれいな自然の景色を見てゆっくりしたいです。

―今後の仕事での目標も聞かせてください。

年収1000万円を目指して頑張りたいです。そのためにもグループの事業を拡大させて、新宿でナンバー1にしたいですね。今年は新店をオープンする予定で、今の無店舗型以外にも、WEB、飲食、不動産など、新規事業を展開していく計画を進めています。新店舗、新事業を任されるようになれば、自ずと年収1000万円の目標が近づいてくると考えています。

もちろん、派手な仕事ばかりではありません。今の僕があるのも、毎日の地味な作業をきちんとこなし、当たり前のことを積み重ねた結果です。それは、これから先も同じだと思います。

個人的には、飲食店事業に興味があります。きっと、ファミレスでの経験が活かせると思うんで（笑）。やる気のある人に、ぜひ、『スタイルグループ』に来てもらって、一緒に頑張りたいですね。