【英語と中国語】インバウンド化が進むナイトワーク業界でどちらが活かせるの?
インバウンド化の波が押し寄せる現在、ナイトワーク業界でもインバウンドによる増収には大きな注目が集まっています。しかし、その際の大きな壁となるのが「言葉」。逆に言えば、多言語に対応できるとするなら、大きなビジネスチャンスをものにできるということになります。
外国語としてメジャーな英語と、多くの人口を抱えている中国語、学ぶとすればどちらの言語を学ぶべきなのでしょうか。
またそれぞれの言葉にはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
英語のメリット
英語の大きなメリットは「習得が簡単」ということがあげられます。簡単と聞くと不思議に思うかもしれませんが、学生時代、どれだけ英語が苦手だったという人でも、1から10までを英語で言うことはできるはずです。
また、右や左、上、下と言った単語はすでにマスターしているため、少しのトレーニングを行うだけで、比較的短期間で実践的な語学力を養うことができます。
また、海外からの観光客の場合、母国語以外にも英語なら少しは分かるという人が多いため、比較的どのような国の人ともコミュニケーションを取ることが可能となります。
中国語のメリット
中国語のメリットは、日本のナイトワーク業界に大きな期待を持っている数多くの中国人と意思疎通が行える点です。
中国人富裕層の場合、「爆買い」に代表されるような「気に入ったサービスや商品にはどれだけお金を払っても惜しくはない」という消費傾向があります。そのため、一度サービスに満足した場合、大きなインバウンド収入が期待できます。
一般的に、業界で働く人間から見た中国人客のイメージは「値切る」「態度が悪い」「サービスを強要する」など、マイナスのものが少なくありませんが、それらのほとんどは生活習慣の違いというよりも、コミュニケーションの不足が大きな原因ともいわれています。
事前にサービスの内容や価格をしっかりと中国語で説明することができれば、行き違いもなくなり、店側と客側ともに不愉快な思いをすることも避けられます。
また中国人観光客の場合「中国語しか話さない」という人も少なくありませんが、中国語でのサービス説明の提供ができれば、そういった消費者をすべて取り込むことが可能です。
英語と中国語、どちらを選ぶべき?
英語・中国語それぞれにメリットがあります。そのため、どちらが良いとは一概に言うことはできませんが、広範な国の人を対象にするのなら英語、中国語圏に絞るなら中国語を選択するのが賢い方法といえるでしょう。
というのも、国際的な言語として中国語が主流となるかというとその可能性はまだまだ低いといえます。他の国の方にとって漢字をマスターすることはとても難しく、覚えにくいからです。
業界でどのように展開していくのかを決めたうえで、英語や中国語を選ぶと良いでしょう。