マナーとして覚えておこう! 面接時の「話を聞く姿勢」&「態度」
面接では受け答えの内容だけでなく、服装や表情、姿勢などすべてがチェック対象になります。採用側も、話を聞く気がない人、聞いているのかどうかわからない人は採用したくないからです。
そこで今回は、面接時のマナーとして知っておきたい話を聞く時の姿勢や態度についてご紹介しましょう。
面接時に無表情・無反応の人は採用したくない
面接官が話をする時には無表情、無反応になってしまってはいませんか?
面接は緊張するものなので、顔がこわばるのは当然の反応だとしても、「無表情・無反応」というのは相手に対しプラスのイメージにはなりません。
面接時に確認したいことは、応募してきた人の経歴やスキル、どんな人物であるか、端的に言えば「うちでやっていけるのか」という点です。雇う以上マナーや協調性が身についており、すでにいる従業員とも仲良くやってくれる人が欲しいものです。
無表情、無反応では話を聞いているのかどうか分かりませんし、本来は明るく協調性がある人物であってもそのように見えません。
どんな人物かわからないので、会社も採用をためらってしまう可能性があるのです。そこで好印象を与える「話を聞く時の姿勢・態度」のコツをおさえておきましょう。
姿勢は正しく、口角を上げて明るい印象をキープするのがマナー
面接時の姿勢は、背筋を伸ばして腰かけ男性なら足を軽く開いて座るのが基本。背もたれがあってももたれかからずに、深めに腰をかけて、体は面接官の方に向けておきます。手は軽く握って太ももの上に置いておくのが自然です。
面接官の話を聞く時は無表情にならず、口角を上げて明るい表情をキープしましょう。そうすると話している人に好意的である、というアピールをすることができます。逆に無表情だと内心どう思っているか不明なので、面接官は不安になるのです。
話している人の目を見るのがマナー
話している人の目を見るのも、話を聞く姿勢の基本です。相手の方を向いていても、視線が話し手に定まっていなければ「話を聞いているようで聞いていない」「上の空っぽい」と思われてしまうからです。
また、あちこち視線を動かすのもNG。視線が泳いでいるように見え、挙動不審や自信のなさにつながって見えるので評価が下がります。
ただ、じっと目を見ていると相手に威圧感を与えるのも事実なので、相手の眉、鼻、口元などに視線をずらす工夫をすると睨みつけているような印象を和らげるのに役立ちます。ネクタイの結び目は遠すぎるのでやめておきましょう。
頷きや相槌を入れて「聞いている」ことをアピール
面接官の話をニコニコ聞いているだけでも「本当に理解できているのかな」と思われるので、話に頷いたり「そうですね」「おっしゃるとおりです」といった相槌を入れましょう。そうすることで、面接官も相手が話を理解しているということがわかり安心できます。
またにこやかに相槌を入れて話を弾ませることができれば、コミュニケーション能力のアピールに最適です。
面接時は無表情・無反応ではなく、明るい表情と適度な反応を返し、相手の話をしっかり聞いていることをアピールしましょう。
マナーをおさえて、面接官にポジティブな印象を与えることが大切です。