ネガティブな転職理由を上手に言い換える「転職・退職理由の伝え方」
ボーイの仕事でも求められる「リーダー」の資質とは
転職活動を進める上で前職を離れる経緯「転職理由」は常に問われるもの。
ネガティブな理由で職場を離れた人材に、良い印象を持つ人事は少ないと言えます。だからといって安易な嘘はすぐに見抜かれてしまうでしょう。
転職を志した理由について述べる際は、その人の働き方に希望を見出せる伝え方が大切です。
今回はネガティブな転職理由をポジティブに言い換える「転職理由の伝え方」をご紹介します。
ネガティブな転職理由その①「人間関係が嫌で……」
転職活動を始める理由の中で、最も多いのが「職場の人間関係が嫌・自分と合わない」というもの。
上司や同僚との相性が合わず退職する場合、事実をそのまま伝えるだけでは協調性のない人なのではないかとネガティブに捉えられてしまうかもしれません。
職場での人間関係に不満を感じていたということは、あなたがチームワークを重視するという証明でもあります。
「前職では個人の実績が重視されていたが、自分は周囲と協力して仕事を進めるのが得意なので、チームワークを発揮できる環境を求めて辞職を決意した」このように伝えれば、あなたの協調性を認めてもらえるのではないでしょうか。
ネガティブな転職理由その②「サービス残業が多くて……」
労働時間やそれに対する待遇面の不満も、転職を始める大きな理由のひとつに挙げられます。働いた時間に対する適当な残業代が支払われているならまだしも、サービス残業が多い職場ではモチベーションが上がらない人も多いでしょう。
あなたが残業時間に不満を感じて転職したという理由を裏返してみると、「労働時間の質を重視する」という面が見えてきます。
「残業が多くて辞めた」といえばネガティブに映りますが、「残業をすること自体は構わないが、効率よく仕事を進めていきたい。
メリハリのある仕事で成果を上げたいと思い辞職した」と伝えれば、反対に仕事に対する意思を示すことができるのです。
ネガティブな転職理由その③「給与が安くて……」
働いた時間もさることながら、懸命に働いても給料が上がらないのではやりがいを感じることはできません。
給与への不満は、「給与体系や評価制度に対する不満」と言い換えることができます。
営業成績や業務に与えた変化など実績を示しつつ、「年功序列の社風から、前職では成果を残したものの給与に反映されなかった。
仕事の成果を正当に評価される環境で、自分の実力を発揮したいと考えて辞職した。」と伝えましょう。
給与という評価に対してポジティブなやる気を示すことができれば、積極性や上昇志向を感じてもらえるはずです。
物事は伝え方がほとんどだと言うように、転職活動を始める動機には嘘偽りのないポジティブな面を見出すことができます。
周囲の環境に責任を押し付けず、自分の過去の責任について卑下することなく、上手な伝え方で仕事へのモチベーションを示しましょう。