転職活動は「退職後に無職で」「働きながら現職で」どちらが有利?

カテゴリー:転職活動

転職活動は「退職後に無職で」「働きながら現職で」どちらが有利?

転職活動にかかる期間は平均して3か月程度、希望条件によっては半年ほどかかる方もいるようです。今の生活の中で転職活動を並行して行えるか考えた時、「働きながら転職するか」「退職してから転職するか」が問題になってきます。
今回は転職活動を進める際「無職」と「現職」どちらが有利なのか、それぞれのメリットをご紹介していきます。

「退職後に無職で」転職活動を進めるメリット

●時間的メリット:転職活動に十分な時間を割ける
現職を離れた後に転職活動を始めれば、転職に対して十分な時間とリソースを割くことができます。働きながら転職活動を進めるためには、平日の夜か、休日の時間を費やさなければなりません。
「無職」の期間が長引くのはあまり良い転職活動とは言えないため、仕事を辞めたら転職に力を注ぎ、短期決戦で臨みましょう。

●気力を保つメリット:気持ちを転職活動に集中できる
働きながら求職活動を進めるという、ある種のダブルワークをこなすのは、簡単なことではありません。在職中から転職を始めたものの気力が続かず、中断してしまう方もいらっしゃるでしょう。短期間に集中して転職活動を進めることで、結果的に条件の良い仕事を見つけることができる場合もあります。

「働きながら現職で」転職活動を進めるメリット

転職活動は「退職後に無職で」「働きながら現職で」どちらが有利?

●経済的メリット:転職中/直後の生活費の心配がない
働きながら転職活動を進めていると、転職中・転職直後のお金の心配を最小限に抑えることができるでしょう。もし無職で転職を進める場合、良縁がなく転職活動が長引いてしまうと、その間の生活費は貯金を切り崩しながら生活せざるを得なくなります。

●職歴上のメリット:経歴に「無職」の期間を作らない
在職中から転職活動を続けることで、職歴に穴を開けずに転職を済ませることができます。
採用担当者の中には離職してから現在までの「無職期間」に不信感を抱く方も多いものです。在職中から転職活動を並行して行っておけば、経歴に空白期間を作らずに済みます。
その分、現職での引継ぎや手続き、転職先に伝える退職予定日の設定は、離職前から上手に調整しておく必要があります。

このようにそれぞれのメリットを挙げていくと、「無職」の転職も、「現職」での転職も、それぞれ一長一短であることがわかってきます。
大切なことは、自分の性格や環境にあった転職活動ができているか、ということ。業種や職種といった「どこに転職するか」だけでなく、「どうやって転職するか」についても改めて見つめ直してみてはいかがでしょうか。