ブランクを不利にしない! 履歴書の「無職期間」をカバーする方法

カテゴリー:履歴書

ブランクを不利にしない! 履歴書の「無職期間」をカバーする方法

無職期間が長い人は採用選考において不利になりがちですが、履歴書の書き方や面接での自己アピールなどで挽回は可能です。
そこで今回は、履歴書の無職期間が長くても採用選考で不利にならないための方法をパターン別にご紹介します。

無職期間は3タイプに分類できる

一口に無職期間といっても、その理由はさまざまでしょう。採用側にとっては6ヵ月以上の無職期間には理由も書いておいてほしいところです。
この無職期間は、主に「仕事に関連する活動をしていた」「仕事に関連しない活動をしていた」「転職活動が長引いた」の3パターンに分類されます。
スクールに通ったり、アルバイトをしていたりしたなら「仕事に関連する活動をしていた」、介護や育児、体調の回復を待っていたのなら「仕事に関連しない活動をしていた」、そのどちらでもない場合は「転職活動が長引いた」になります。
ではパターン別に、無職期間を不利にしないためのコツを見ていきましょう。

仕事に関連する活動をしていた場合

アルバイト、家事手伝い、通学、留学、資格取得など仕事に向けてなんらかの行動を起こしていた場合は、無職期間の活動を「キャリアアップのため」に位置付けることで、応募先へのやる気を印象付けることができます。
また、履歴書の自己PR欄と、面接での自己PRにおいて、無職期間の活動で得た「仕事に活かせる経験・知識」を盛り込んでおくことで、キャリアアップを図っていた姿勢のアピールが可能です。仕事に対するモチベーションがあり、ポジティブな人物だという印象を与えることができます。

仕事に関連しない活動をしていた場合

ブランクを不利にしない! 履歴書の「無職期間」をカバーする方法

育児・介護、病気療養など仕事に関連しない活動のために仕事を離れていた場合は、採用側にとって理由よりも「現在はどうか?」ということがポイントになってきます。そのため、理由はそのまま書いても不利にはなりません。
介護の場合は「平成24年1月 親の介護に専念するため退職」、病気療養の場合は「平成26年12月 病気療養のため退職」などと履歴書に書きましょう。

不利に働くとしたら「現在はどうか?」という点なので、介護であれば代わりに介護してくれる人が見つかった、施設にお願いしたなどの具体的な状況を書きます。病気療養であれば現在は回復し、業務に支障はないことを理由と合わせて記入し、仕事をするにあたり問題はクリアされていることをアピールしましょう。
面接においても、この点を強調することがコツです。

転職活動が長引いた場合

上の2つのどちらでもない場合、無理に履歴書に理由を書くことはしなくても構いませんが、志望動機や自己PRの欄では「意欲」や「経験・スキルをどのように活かすつもりか」を盛り込むことでモチベーションの高さ、ポジティブな人柄であることを印象付けることができます。
面接においても、仕事に対する意欲や今までのキャリアで得た経験・スキルを応募先でも活かしたいということを、しっかりアピールしましょう。

ブランクが長いと採用側も「ちゃんと働いてくれるかな?」と身構えてしまうため、そうした採用側の不安を払拭できるよう、やる気や前向きさをアピールすることが大切です。
そのためにも、履歴書の無職期間ではキャリアアップのために前向きな活動を行っていたことをアピールするように持っていくと良いでしょう。