ボーイなら知っておきたい! キャバクラで使う主なハンドサインとは?
野球はもちろん、作戦行動中の部隊や水中ダイビングなど、会話での意思疎通が難しい場面では、手によるジェスチャーで意思伝達が行われます。これをサインまたはハンドサインといいますが、店内が騒がしいキャバクラでもよく使われます。
そこで、キャバクラ勤務のボーイなら知っておきたいサインについてご紹介します。
キャバクラのハンドサイン① グラスを持ってきて
キャバクラのサインは基本的にキャストからボーイに対して出されます。
お客様がテーブルにいる時に良く出されるサインが「グラスを持ってきて」。
人差し指と親指で「L」の形を作るようにするとゲストグラス、人差し指と親指で何かをつまむような形にするのがレディースグラスです。
キャバクラのハンドサイン② 灰皿を持ってきて
両方の手のひらを広げ、親指と人差し指をくっつけて丸くした形は、「新しい灰皿を持ってきて」の意味になります。
キャバクラでは灰皿にタバコが2本たまると交換するのがマナーなので、よく登場するハンドサインです。
キャバクラのハンドサイン③ アイスを持ってきて
人差し指から薬指までの三本を丸め、親指と小指を突き出してアイスペールを持ち上げるイメージのハンドサインは「アイスを持ってきて」です。そのままサインを耳元に持っていけば、電話をかける仕草になります。キャバクラではよくアイスを使うので、アイス交換も頻繁です。
キャバクラのハンドサイン④ おしぼりを持ってきて
両手をグーにして雑巾を絞るような仕草は「おしぼりを持ってきて」です。お客様がトイレに立ったりテーブルが汚れたタイミングで出されることが多いサイン。
また、両方の爪をこすりあわせるようなサインは「冷たいおしぼりを持ってきて」。冷たいと爪を掛けたサインです。
キャバクラのハンドサイン⑤ 会計/延長です
両方の人差し指でペケを作ると「会計です」のサイン。キャバクラのほかに飲食店などでも使われています。
両方の人差し指をくっつけて離すサインは「延長です」。自動延長のお店では使われませんが、確認が必要な店ではボーイが延長かどうか確認するのが一般的。「このお客様は延長なので、ボーイは確認しなくていい」という時にキャストから出されるサインです。
キャバクラのハンドサイン⑥ 場内指名
キャバクラの指名制度には「本指名」と「場内指名」があります。
本指名はお客様が最初から目当てにしているキャストのこと。場内指名は、フリーのお客様が特定のキャストを気に入って指名する場合のこと。
場内指名された場合、キャストは人差し指で床方向を指差すサインを出します。「私はここで接客します」という意味です。
キャバクラのハンドサイン⑦ 用があるのでこっちに来てください
キャストが手のひらをボーイに向かって掲げた場合、何かしら用事があることを意味しています。
キャバクラ以外でも使われるハンドサインですからわかりやすいでしょう。手のひらを見せているキャストがいたら、すぐに駆けつけましょう。
ハンドサインは見ただけでキャストの要望がわかる便利なものですから、ボーイとしてキャバクラに勤めるならぜひ覚えておきましょう。また、ハンドサインを見逃さないよう店内に気を配りながら仕事を行うことも大切です。