運転するだけじゃない！　ナイトワークのドライバーに求められるスキル

ナイトワークのドライバーは、キャストを自宅または派遣先まで送っていくのが仕事です。接客やお店の雑務など運営には関わらず、お店の指示する時間に運転できればOKなのですが、単純にキャストを目的地まで連れていけばいいというものでもありません。
今回は、ナイトワークのドライバーに求められるスキルについてご紹介しましょう。

安全に早く！ドライバーに必要な運転技術

ナイトワークのドライバーは、お店の指示通りにキャストを目的地に連れていくことが仕事です。シンプルな仕事内容ですが、実はお店やキャストからの要望にしっかり応える必要がある仕事でもあります。
キャストの要望として、まずは「安全に早く目的地に着く」というのがあります。
終業後の帰宅にしろ、派遣先に向かう時にしろ、道がわからずうろうろされたり、工事にともなう通行止めなどに遭遇してしまうと、目的地に着く時間が遅くなってしまう可能性があります。一刻も早く着きたいキャストにとって、「道路事情を知らないドライバー」というのはイライラの元。かといって、スピードを出し過ぎて事故を起こしたり警察に捕まったりすると、道に迷う以上に時間を取られてしまいます。
ドライバーは道路事情に詳しいこと、安全運転ができることが何よりも大切です。道路に詳しくなければナビをつける、スマホで道路状況を確認するといった、早く着くための対策を講じましょう。

キャストがくつろげる車内空間作り

キャストにとって送迎車は気を張る必要がない、くつろげる場所です。だからこそキャストは「車内に自分の欲しいものがあったらいいな」と思っています。また、そうした気配りができるドライバーはキャストやお店からの評価も高くなり、給料も高くしてもらえる傾向があります。
最低でも、ティッシュ、灰皿、ゴミ箱は置いておきましょう。スマホのバッテリーが少なくなっているキャストも少なくないので、スマホの充電器を置いておくと喜ばれます。
また、キャストは車内の清潔感やにおいにも敏感です。汚い車への評価はかなり厳しいので、車の清掃は入念に行いましょう。においが残らないように、車内での飲食・喫煙は控える、消臭剤を用意しておくといった配慮も必要です。

キャストと程よい距離を保つスキル

キャストとドライバーは、お店のルールで必要以上に親しくなることはできないので、キャストには節度を保って接することが求められます。そうかといって、キャストに対して事務的に接したり無愛想に振る舞うのは、感じがよくないのでNG。キャストが居心地悪く感じない程度の愛想も必要です。
キャストもドライバーと雑談をしたいというタイプから、話しかけてほしくない、というタイプまで様々です。中にはお悩み相談を持ちかけてくるキャストもいますから、ドライバーはキャストの気分を害さないよう、ほどほどの距離を保ちながら個性に合わせた接し方が求められます。

ドライバーはただ送るだけではなく、安全に早く目的地に着くための運転技術、キャストがくつろげる車内空間を用意する気配り、キャストの気分を害さず程より距離を保つコミュニケーション能力が求められる仕事です。