お酒やフードを作る裏方的存在! ナイトワーク「キッチン」の仕事内容
キャバクラなどのお店のボーイというと、フロアに出て女性スタッフやお客様の相手をする仕事というイメージがあると思います。しかし、ボーイの求人の中には料理やデザートなどを用意するキッチンスタッフの仕事も意外と多いものです。
ナイトワークのキッチンスタッフは、一般的なレストランのキッチンスタッフとは何が違うのでしょうか? 今回は、ナイトワークのキッチンの仕事内容についてチェックしてみましょう。
ナイトワークのキッチンスタッフの仕事内容
キャバクラをはじめとする夜のお店では、お客様のほとんどはお酒を飲んで楽しみます。お酒に合うおつまみや軽食、フルーツやお菓子の盛り合わせといったフードメニューを提供することも多いものです。こういったドリンクやフードを作って提供するのが、キッチンスタッフの仕事です。また、お皿やグラス洗いやキッチン掃除、在庫確認や発注管理も大切な業務のひとつです。
レストランやキャバクラを多角経営しているような系列店の中には、凝った料理を出して独自色を出しているお店もあります。また、近隣の飲食店から出前を取ってお客様に提供するようなパターンもあります。
キッチンスタッフがホールやキャッシャーの業務を兼任するというお店もあります。接客はあまり得意でないという人は、面接で業務の範囲を確認しておくとよいでしょう。
キッチンスタッフは盛りつけのセンスが必須
キャバクラなどの夜の店の食事は、冷凍食品を温めるだけ、フライヤーで揚げるだけというメニューが多いもの。キッチンスタッフは調理未経験でも簡単に作れるようなものを任されることがほとんどです。
キッチンスタッフには、料理スキルよりも盛り付けのセンスが求められます。キャバクラなどのお店のドリンクやフードは相場よりも高いもの。ただ冷凍食品を温めただけ、フルーツをただ乗せただけという質素な雰囲気のメニューを提供すると、お客様は不満を持ってしまいます。見ばえよく華やかに盛りつけることで、簡単なものを提供していると悟られにくくなり、お客様の満足度もアップします。
ナイトワークならではのドリンクシステムとは
ナイトワークのお店では、キャストの女の子がお客様にねだってドリンクをオーダーするシステムになっています。たくさんドリンクを入れてもらえば、キャストはそのぶん歩合給をもらえ、お店の売り上げもアップします。
人気のキャストはたくさん稼げるぶん、たくさんのドリンクを飲む必要があります。しかし、オーダーするたびに濃いお酒を飲んでいては体がもちません。ナイトワークのキッチンスタッフには、キャストに合わせて臨機応変にお酒の濃さを調整する能力が求められます。
“フェイクドリンク”のルールを用意しているお店もあります。
フェイクドリンクというのは、キャスト間だけで通じる隠しルールで、アルコールの入っていないドリンクのことを指します。キャストの体をいたわるためにできたルールです。
例えばキャストが「ウーロンハイ」とオーダーしたときにはアルコール入りのものを、「ウーロン割り」と頼んだときにはアルコールを入れないただのウーロン茶を出す、というように使い分けます。フェイクドリンクのルールをきちんと理解するのも、キッチンスタッフの大切なスキルのひとつです。
ナイトワークのキッチンスタッフは、ただお酒や料理を出せばいいというものではありません。状況に応じた工夫や気づかいが求められるぶん、一般的な飲食店よりはお給料がかなり良いお店が多いもの。ナイトワークのキッチンでの仕事は、バリバリ稼ぎたいという人におすすめです。